How do you like geography?

しがない一介の地理屋さんが日常で見つけたネタをつづります。GIS成分多め、地形フェチ成分多少。

GISのデータを手に入れる便利サイト一覧(国内編)

全国9800万のGISファンのみなさんに捧げます。

GISのデータファイルを無料で(←これ大事)手に入れるサイト。

 

入手できるデータ、ファイル形式、筆者のレビューと共にお届けします。


環境省自然環境局 生物多様性保全センター
「緑の環境調査」植生図のデータをはじめとする環境省の調査結果

KML形式 ○SHP形式

植生図がとにかく便利。

 


産業操業研究所 地質図navi

地質図の閲覧

KML形式 ×SHP形式 ◎Web閲覧

web閲覧はこっち

植生図同様地質図は何かと使う。土木、地球物理、地質、地理辺りを学ぶ方は覚えておいて損はないです。Webでの閲覧サービスも十分使いやすいけども、検索機能がない。

KMLファイルをダウンロードしてGoogle Earthで閲覧すると、検索した地点の地質が参照できる。

国土地理院 地理空間情報ライブラリ―

KML形式 ×SHP形式 ◎Web閲覧
ご存じ「地理院地図」として地理院が提供する地図のKml版が手に入る。
標高図や、地形図学習に有用
本家地理院地図はhttp://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4

 

国土地理院「基盤地図情報」
×KML形式 ○SHP形式

同じ国土地理院提供のサービスでも、こちらはよりプロ向け。

いわゆる「地形図」のもとになるような「道路の境界線」「水域の境界線」などが提供されている。標高データも手に入る。要登録(無料)。



国土交通省国土政策局 国土数値情報ダウンロードサービス
行政区域や豪雪地帯、標高データなど

×KML形式 ○SHP形式 

地図の閲覧、というよりも自分で地図を作製しようとするときの元データを入手する際に便利。


総務省統計局「e-Stat」

国勢調査、労働調査をはじめとする総務省提供の様々な統計

×KML形式 ○SHP形式

GIS、というよりも、SHP形式で提供されるGISデータに紐づけた統計データがSCVなどで提供されている。筆者は人文地理の専攻だったので人口統計は嫌ってほどダウンロードしました。



以上。

国外についてはまた機を改めてまとめますが、

世界銀行を初めてとする公的機関のほか、個人サイトでもいろいろと公開されています。