How do you like geography?

しがない一介の地理屋さんが日常で見つけたネタをつづります。GIS成分多め、地形フェチ成分多少。

GISってなんやねん

 

1.GISってなんやねん

GIS(地理情報システム Geographic Information System)は、事物に位置情報や属性を付与することで地理空間上での表現・分析を可能とする一連のシステムです。

 

上記は筆者が適当に書いた定義なので厳密には違うかもしれません。あしからず。

狭義では上記のシステムを扱うソフトウェアのことも「GIS」と呼ばれている気がする。

広義では白地図に塗り絵するのだって「地理情報システム」ですわ

 

2.GISの種類

ブラウザとしてのGIS

人口に膾炙した「GIS」としては、GoogleMapsをはじめとするナビゲーションサービス、電子地図が挙げられます。カーナビも然り。

この辺りは「Google」が作成した地理情報をユーザが閲覧する、といういわば「ブラウザとしてのGIS」の代表例。

ただし、最近ではユーザがGoogleMapsを編集できたりするらしい。へー。

 

エディタとしてのGIS

「ブラウザとしてのGIS」という言い方をしたからにはそうじゃないものがあります。

いわば「エディタとしてのGIS」。暴力的に単純化すれば「地図を描くソフトウェア」

 

このエディタとしてのGISの代表例が

ESRI社が開発・提供する「ArcGIS

オープンソースの「QGIS

・操作が簡便で教育現場などでも用いられる「MANDARA

といった辺り。

 

コスト MANDARA=QGIS(無料)<<<<<ArcGIS

機能  ArcGIS>QGIS>>MANDARA

難しさ MANDARA<<<ArcGISQGIS

 

といった感じ。自分でアドオンくっつけて行ったりできる人は安くて性能に伸びしろのあるQGIS、コスト面さえ何とかなるならArcGISGISの入門にはMANDARAといった感じの棲み分け。

性質上企業のマーケティングや官公庁の土地管理にはArcGIS、エンジニアはQGIS、中高教員や学生がMANDARAを使っているという印象です。繰り返しますがあくまで印象です。

 

以上乱文でまとめました。